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2008年6月25日 (水)

第23回認定医試験の成績表から考える その1

第23回認定医試験の成績表から考える その1

ご存知のとおり、内科認定医試験の結果はいわゆるペーパー試験の結果と研修記録評価表(病歴まとめ)の二つからなります。今回はいわゆるペーパー試験の結果表からいくつか考察してみようと思います。

まず、全体平均値は69%。これは平均点を指していると思われますが、高い!ですね。合格率90%以上の試験だけに平均点は60点程度と思っていましたが、意外です。

もっとも、あまりに正答率の低い問題は除外した上でこれだけの平均点が出ているのではと勘ぐってしまいたくなります。実際の試験は結構難しく、「ホントにあの問題でみんな7割も取ってたのかなー?」という感じです。

また、専門分野別で全体平均値が最も高いのは総合内科の79.8、最も低いのは感染症の60.3でした。

グループ(種類)成績値のなかでは必修問題の全体値が最も高く(81.0)、一般問題が最も低かった(66.2)です。

しかし、成績表では総合内科=○○題といったような詳細までは示されていないので、はたしてあの問題のなかでどれだけが総合内科か、とか、何題が必修問題か、といったことははっきりとは見分けがつかなかったです。

U.P.D(up to dateと思われる)は認定医試験では出題されないとの建前でしょうか、成績表にも空白のままでした。しかし、実際、認定医試験においてもクオンティフェロンTB-2Gとかインフリキシマブとか出題されていますしそれなりに旬の(前年度の内科学会誌にて扱われていたような)問題も数多くありました。

2008年5月16日 (金)

医師国試って公開されてたんだ!

ちょっとした検索をしていたら、見つけてしまいました!

厚生労働省が国家試験を公開してたなんて、、、知りませんでした。

第102回医師国家試験問題および解答について
http://www.mhlw.go.jp/topics/2008/04/tp0418-3.html
 

ただし、問題と解答のみ、みたいで、解説などは一切ないようです。

しかし、私たちのときは国家試験って非公開だったんですよね。業者や出版社の方から「問題を覚えてきてください」とか言われてたんですよね。

時代が変わったんですかね~。

認定医試験の受験勉強に疲れてしまったら、息抜きにのぞいてみたらいかがでしょうか。

医師国家試験問題解説 第101回 (101)

医師国家試験問題解説 第102回 (102)

↑解説とか、類題とか、充実してます。

内科認定医試験対策にもとても有効だと思います。これくらいの簡単な問題をマスターするのが合格への近道かと

2008年5月 2日 (金)

ACLSのかわりにICLS!

内科学会のHPから抜粋です。

(ここから)「ACLS」とは,AHA認定ACLSコース,ACLS協会,地域医師会,あるいは関連学会の認定したACLSコースならびにICLSコースを意味する (ここまで)

ICLS?って何でしょか

筆者もあまりあかるくないのでここから先は皆様でもご確認ください)。

ウワサには聞いたことがありましたが、ちょっと調べてみました。その結果、1つ重大なことに気付きました。それは、

ほとんどのICLSコースは1日間 参加で済む!ということ

これ、大きいですね。とても大きいですよね。日ごろの業務に忙しく、週末の休みもままならない私たちにとって、週末2日連続休みをとることは困難でもあります。でも、このコースなら1日で済んでしまうわけで。

ACLSやこのICLSの内容とか、違いとか、役割とかの優越を述べているのではなく、ただ単純に「(日ごろ忙しいだけに)1日間にまとめてくれたほうが助かる」的な考えですが、この点については同意いただける方も多いかと思います。

ICLSコースでは使用するテキストは問わないそうなので、

日本救急医学会ICLSコースガイドブック 改訂第2版

とか

ナースがはじめるICLS(二次救命処置)―今日からあなたもVFハンター! 日本版救急蘇生の新ガイドライン対応

とかを用意すべきですねー。

2008年5月 1日 (木)

認定医試験のABC その3

■受験までに必要なこと

   □ 効率よく症例を集めるために

  今のうちに18症例(内科9分野12症例、外科転科3例、救急2例、病理解剖1例)の一覧を学会HPからダウンロードして印刷しておこう。研修目標みたいな表がありますよね。

  3年目にどのような方向へ進むかを意識しておこう。もし3年目から自分の目指している専門科へ進むのであれば、今のうちにそれ以外の症例を主に集めておかないといけないわけで。

 今在籍している病院の内科の弱点となる分野は何でしょうか。もし、アレルギー・膠原病内科がないようなところであれば呼吸器の喘息をアレルギー症例にして提出するとか、その半面、呼吸器の症例は肺癌にするとか、そういう「組み合わせ」を考える必要があります。

 □ 病理解剖症例を確保する!

 病理解剖はどこでも貴重なものだと思います。大切なことは、自分の名前を担当医としてちゃんと記入してもらうことです。

病理申込書の担当者欄には必ず自分の名前を大きめに、はっきりと書いておきましょう。そして、万一、報告書に記載がなかったら病理の先生にお願いしてちゃんと記入してもらっておきましょう。

 一応、「病理報告書には名前載ってませんが、実際は担当してましたよ」的な証明書を提出することによってOKとはいうものの、もし、違う病院へ移った際に、もとの病院でそのような証明を頂いてくるのは大変なことなので。

認定医試験のABC その2

■「使える症例」「使えない症例」ってなんでしょか?

使える症例1: 医局の上司に言われるまま発表した勉強会や学会での発表症例。

全て他人が担当したものはダメ。少なくとも一部分だけでも良いので自身が関わっていることが重要です。

発表しようというだけあって、症例も珍しく、考察や文献がしっかりしていることが多いので認定医病歴にまとめるのが楽です。

使える症例2:教科書的に理路整然とした優等生的症例

面白みはないかもしれないが、理屈が通っていて、過不足なく検査とか治療を行っていて、スキがない、突っ込みどころがない症例。

そのためには担当中ずっとアンテナを張って文献とか教科書とかをチェックしておく必要があります。そして、足りない検査とか、治療とかをドンドン補っていく必要がありますね。

使えない症例1:やっつけ仕事で診療した症例。

「ふつう、それくらいするだろ!」といった検査や治療が抜けている症例。たとえば、心不全でエコーしてなかったり、血ガスとってなかったり。脳梗塞でMRIしてなかったり、経動脈エコーしてなかったり。

使えない症例2:エビデンスに著しく外れているもの

明らかにインオペ症例なのに理由もなくオペしちゃってたり、ガイドラインに逸脱していたり。

もちろん、その症例ごとに何らかの考えや戦略があってガイドラインに逸脱した診療をすることはあると思います。ただ、あまりに外れていると考察が非常に苦しくなります。

考察として記述できる量は限られているため、あまりに大きな話題・論理・考察を展開しようとするにはムリが出てきてしまいます。

せめて「ガイドラインからは外れているけど○○という理由があってこうしたよ(△△文献呈示するからね)」くらいにサラッと収めることができる程度のものが良いと思います。

認定医試験のABC その1

■正式名称は? 

認定内科医資格認定試験

■最短の受験資格は? 

初期臨床研修2年+内科学会が認めた教育病院もしくは教育関連病院での研修1年、の計3年。 試験出願時に内科学会会員であること(「○年間会員であること」は問われないです)。あとはACLSとか。 

逆に言うと、初期臨床研修のあと、ちょっと大きな病院(多くは教育病院か教育関連病院ですよね)で1年間内科研修をすれば受験資格が得られるということ。 

■なぜ認定医資格をとる必要があるのか?

1. 循環器とか消化器とか、ほぼすべての専門科の専門医試験を受験する際に必須であるから。認定医を持っていないと全ての専門医になれませんといっても過言ではないです。過言ですか?

2. 最低限の内科医としての知識と教育を得ていることを証明するために。

3. 特にフリーで働かざるを得ないような場合、この試験に通ってないと説得力がなく、雇ってもらえないことがあるかもしれないから。

4. 認定医レベルの知識がないと他科のドクターともまともに会話ができないから。

■受験までに必要なこと

症例集め と 受験勉強。受験勉強は直前でOKですが、症例集めはそうはいきません。臨床初期研修中にローテートした内科で確実に「使える」症例をゲットしておかないと3年目が厳しくなります。

最初の2年間で出来るだけの症例を集められるかが「最短認定医取得」の鍵となるでしょう。

2008年4月30日 (水)

会場のお話

私は東京会場(TOCビル)で受験しました。

http://www.toc.co.jp/index.html

↑↑ここです。

展示会を行うビルの大会議室群にて試験は行われます。 

お昼休みにどこかへ食事をしにいく場所は皆無に等しいかと思われます。もっとも、そんな時間もないと思います。

五反田駅から歩いてくる途中で数箇所コンビニがあるのでそこでお昼ご飯をゲットしておくのが賢明かと思われます。

試験時間が学会HPで発表になっているみたいですが、実際、ビルから脱出するのには時間がかかります。エレベーター混みます。出口混みます。歩道さえ混みます。帰りの電車・バスは余裕をもって予約されたほうが賢明です。

私は品川駅前のホテルに宿泊しましたが、当日の朝はタクシー待ちが必要でした。特に昨年は台風真っ只中だったので大変でした。なにげに交通機関が荒れるとアクセスが大変です。

2008年4月26日 (土)

それだけやれば大丈夫だよ!

知り合いの先生の話です。

筆記試験のためにやったこと

     去年の認定医試験、専門医試験を集めて問題集を作った。もちろん解いた。

     毎月3月に発表される前年度の認定医試験過去問を5年分コピーして解きこんだ。

     最新の101回医師国家試験を買ってきて解いてみて、不十分なところは覚えこんだ。

     イヤーノート2007を買い、それについてくるData Manual for 認定医試験問題集をやりこんだ(これは最終的に5回りくらいしてほとんどの問題はつぶした)

     内科学会誌毎月号にある「セルフトレーニング問題」をData Manual化して3年分やった。

さらに、さらに、

     青本・赤本・オレンジ本をちゃんと解いて覚えこんだ。

     年1回内科学会が主催している認定医専門医更新のためのセルフトレーニング問題をやった。

、、、、そうです。

それだけやれば大丈夫だよ!、というか、やりすぎだよ! 

と心の中で叫びました。もっとも、試験結果が出る前の話だったので、私も平静を装って「まあ、それくらいやったよねー」みたいに語ってましたが。恥ずかしい。

2008年4月22日 (火)

平成19年はこんな感じでした

平成19年の筆記試験について

■問題は計300題くらい。

■3つの時間に分けて1日で実施。

■200題あたりから50問くらいはX2タイプ(正しいのを自分で2つ選択してマーク。組み合わせは呈示されていない)の難問

■最後までの約30問がやけに簡単な問題(多分、いわゆる「必修問題」)

■全体に内容に偏りが多い。ANCA関連で3-5題くらいも出題。

■毎年内科学会誌3月号にて発表される過去問の一部(50題)は簡単すぎ。とてもシンプルで、誰がみても同じ解答となる、模範的問題のみが掲載されている。その他の250題がクセモノ。

■採点の処理にて不適切な問題(正答率があまりに低い問題)をいくつか削除しているのではと思います。あくまで想像ですが。

■国試レベルの簡単な問題も多い。「著明な左脚ブロックをきたすのはどれ?」とか。

■いわゆる必修問題のゾーン以外ででも禁忌問題と思われるようなものを散見しました。

■時間がとても少ないです。ほとんど見直す余裕がありません。